6月になりましたね。
新年度から2ヶ月が経ったので多少はみなさんも新生活に慣れてきたと思います。
20歳前後の方でしたら進路で悩んだり、将来に悲観したり自分に自信がもてなかったりとその年代特有の悩みは尽きないですよね。
当時の私もそんな感じでした。
今回は悩める若者のみなさんに私でもなんとかここまでこれたので何とかなるという前提で複数回に分けて話をしたいと思います。
ぜひ、反面教師にしていただけたらと思います。
私は小学5年生からテニスをしていて、たまたま中学三年生の時に県大会個人で優勝できたお陰で高校はそこそこ頭の良い学校に入れました。
公立ですがスポーツに力を入れていた高校でした。
ただ、スポーツ推薦で入ったので成績はいつも最下位で、しかもですよ。担任が英語教師で毎回中間、期末後にクラスワースト3を発表するもんですから、もう晒しものでした。
今考えると一種の体罰じゃないかとさえ思います。
まあ、一年の一学期でいきなり1とって、それからずっと2をキープしていた私も悪いですが。テストの点数も一年の一学期から三年の三学期までで平均30点くらいですよ。まあ、残念としか言えないレベルでした。
しかも学業がダメすぎて補習ですとか、追試ですとか、スポーツ推薦で入ったにも関わらず、肝心のスポーツに身が入らなくなって結局二年の夏に退部してしまいました。
これがまだ公立でよかったです。私立だったら退学でしたね。
残りの高校生活も味気ないものでした。
部活辞めたからって勉強するわけではないし、成績は変わらないし、それなのに大学に行けるという根拠のない自信を持っていました。
まあ、普通に大学落ちましたけど。
それから、高校卒業して10ヶ月くらいは普通にフリーターしてました。
何も考えずに生活して、勉強せずに夏は過ぎ、正直毎日不安に押し潰されそうでした。
そんな私に気づいたのか、親にとうとう留学をすすめられました。
なんで留学? と当時の私は思いました。ただ親の存在は偉大です。やはり、子供のことをよくみていたと今では言えます。
私は9月になっても大学に入る気満々でしたが、まあ、普通に考えても無理ですよね。選ばなきゃなんとかなったかもしれないですが、高校で下から数えた方が早い成績にも関わらず、本気で早慶くらいなんとかなると思っていました。
今思うと二浪は間違いなかったでしょう。もし日本に居続けてたら、フリーターのまま30歳を迎えていたでしょう。
あっ、フリーターをディっすっているわけではないですよ。何かしら目標に向けて頑張りつつ生活費をバイトでまかなっている人は大勢います。
私が言いたいのは、何も考えなくとも年月は確実に過ぎてしまうことの怖さです。
高校卒業するまでは長かったです。早く大学行って遊びたいと毎日思っていました。
ただ、20歳過ぎたら冗談抜きであっという間です。
気づいたら終わってたと思うくらいにあっという間に30歳になります。それからはもっと早くなりますよ。学生の時の1日が今では1ヶ月ですよ、体感で。
高校生の頃って、周りが見えない見えない。思い込みも激しかった。
留学なんて選択肢は自分の中になかったし、結局、異国の地に降り立ち英語が聞こえるまでは全く実感はなかった。だから英語なんて事前に勉強するわけはなかったし、迎えの兄ちゃんが言っていることの九割九分九厘わからなかった。
私含めて5人の日本人がいて、一人、一人とホームステイ先に送り出される。幸運なのか不幸なのか、私は結局最後の一人になった。
送迎の兄ちゃんは相変わらず話続けて、それが私に対するものなのは明らかでしたが、意味がわからないのでyes yesと返すしかなかった。
ここでようやく危機感を覚えました。
今でも思いますが、経験/体験しなきゃわからないことは意外と多いです。
英語が話せないと死ぬという状況になって初めて体で理解するなんてまあ滑稽ではありますが、この時にしない経験よりはする経験の方が良いって学びましたね。
本当にどんな経験でもしないよりはした方がいいですよ、少し極端ですが。当時の経験がなければいまだに根拠のない自信を持っていたでしょう。
話はこれから長くなるので今回はここまでにしますが、今回私が言いたいことは下記です。
- 身をもって経験しないと意味はわかっていても本当の意味で理解していない
- どんなことでも経験しないよりはした方が良い
- 考えるよりまずは行動しろ
- 20歳を越えるとそれまでとは時間の早さ/重みが違う
30歳過ぎのおっさんがなんか言ってんのと思うかもしれませんが、頭の片隅にでも置いてください。
あなたも30歳を越すと私の言いたいことが少しはわかると思います。また機会を見つけて当時の教訓を展開したいと思います。
最後までお読みいただき有難うございます。