英語がある程度できるようになると他の言語に興味が移ることもあるでしょう。
そういった時、すでに学びたい言語があれば問題ないですが、そうではなく、
例えば大学でいうと第二外国語を学ぶ時に迷いますよね。
ということで、そういう時は「中国語一択」というベースで話したいと思います。
Contents
日本人が中国語を学ぶメリットとは?
漢字が使われている
全ての漢字が共通しているわけではありませんが
中国語では漢字が使われています。
中国では「繁体字」と「簡体字」があります。
「繁体字」は旧字体。画数が多く、伝統的な字体で、
「簡体字」は新字体。繁体字を簡単に覚えやすくした字体となります。
具体的に見てみると日本で使われている漢字とは大分違います。
といっても、漢字を全く知らないアメリカ人と漢字を知っている日本人、
比較すればどちらが中国語を習得しやすいかは一目瞭然ですね。
文法も比較的楽
「中国語の文法は漢字の並び方を覚えるだけです」漢字の並び方によって意味が変わってくるので、そのパターンを積み上げるだけです。
中国語の漢字を覚えるのは大変ですが、日本語で使われている漢字が
一つの漢字で多くの読み方があるのに対して、中国語の場合は「一漢字、一読み方」です。
例えば「上」ですが、カタカナ読みで「シァン」と読みますが、
それ以外の読み方は存在しません。
そう考えると少しは気楽になれませんか?
留学のコスパ最高
中国語を勉強するには「中国」「台湾」が留学先となります。
航空券と滞在費を考慮しても比較的安く留学できてしまいます。
それが例えばドイツ語なら、ドイツに留学する必要があります。
ただ、航空券だけでも往復10数万しますからね。
滞在費も考慮すると頭が痛くなる金額です。
参考書が多い
中国語の参考書は英語の参考書の次に多いです。
おそらく書店で英語コーナー以外に単独でスペースが
設けられているのは中国語くらいでしょう。
他の言語でも参考書は年々増えてはいますが、
Amazonレビューをみると評価が低いのが目立ちます。
一方で、中国語の参考書は数も多いので、
評価が悪いと淘汰されます。
よって、良質の参考書しか残らないです。
ビジネスでもそうですが、街中でも中国人を見ないことはありません。
それだけ需要が高いのが中国語の特徴ですね。
何より実用的である
「中国語ができるとめちゃくちゃ有利です」ビジネスでも英語ができる人材は増えていますが、
それに中国語が加わると急激に減ります。
それプラスであなたに別の強み(プログラミングスキルなど)があれば、
転職市場では引く手数多です。
私個人としてはそれよりも、海外旅行するときに中国語のメリットを実感します。
というのも、中国人はどの国にもいます。
「海外で困った時は中国語ができれば中国人に助けを求めることができます」
現にドイツ出張した時も、例えば道がわからなくなったり、
美味しいレストランを探している時など、同僚の中国系は
周りを歩いているアジア系の人に中国語で話しかけていました(笑)
英語に加えて中国語もできればどの国に行っても困ることはないでしょう。
日本人が中国語を学ぶデメリットとは?
発音が激ムズ
「中国語で一番難しいのは発音です」理由は中国語で使われている音が多いのが理由です。
日本語では「母音が5個」、「子音が16個」ありますが、
中国語は「母音の数が36個」、「子音も21個」あります。
日本語で使われていない音も多いので、そもそも発音が難しいですし、
発音できるようになってもそれを正確に使い分ける必要があるので、
めちゃくちゃ難しいです。
まあ、あえて言わなくてもわかりそうですが、
発音が難しいのでリスニングも激ムズです。
単語を見ただけでは読み方がわからない
どういうことなのかというと、例えば先ほど出た「上」です。
中国語は「ピンイン」と呼ばれる発音記号があります。
「上」なら「shàng (shang4)」と表記されます。
カタカナ読みなら「シャン」ですが、この読み方、
私たち日本人が知っている「上」の読み方ではないですね。
ということで、中国語では「漢字を覚える」➕「ピンインを覚える」のセットで
ようやく一漢字を覚えたことになります。
それだけではなく、「(shang4)」もみてください。
4ということは、1-3があるのか?と思ったあなた、正解です。
中国語には四声と呼ばれる発音する際に使う、
4種類の声調(音の高低・変化)があります。
一つの漢字ごとに4種類の声調(音の高低・変化)があるということです。
同じ漢字でも違う声調を使うと全く違う意味になります。
それらを正確に使い分ける必要があるので、
中国語は発音が最難関とされているのです。
それでも日本人が中国語を学ぶべきなのか?
中国語は発音が最難関とお話ししました。
これは確かな事実です。
でも、逆に考えてみてください。
「発音さえ突破すればイージーモードとも言えるでしょう」
文法は漢字の並び替えですし、そもそも日本人は漢字を知っていますし。
といっても、発音に数ヶ月も費やす必要はありません。1ヶ月で十分です。
これを1ヶ月しっかりとやり込めば発音の基礎はできています。
この本の使い方をおさえてモチベーションの高い時に始めるのが
中国語学習の近道かもしれません。
「Udemy」の中国語講座も活用しましょう。
動画学習は勉強に身が入らない時でも聴き流すことができますからね。