初めてMicrosoftの認定資格(MCP)を受けました。
Azureに興味をもったのは会社でMicrosoft SaaS (Office 365)を利用していることがきっかけでした。言葉ではIaaS、PaaS、SaaSを聞いたことはありましたが、それぞれの使い分けも知らなければ言葉の意味さえ曖昧でした。
自社がオンプレミス環境だというのもあるでしょう。データセンターを移行したばかりなので簡単にクラウドに移行できない背景もあるのでしょう。
何はともあれ、今はインフラエンジニアにもクラウドの知識は必須です。それがAzureでもAWSでもGCPでも構いません。サービスの名称がかわるだけでメインで使われている機能は似ています。私にとってはAzureが身近だったというだけです。今回は「Azure Fundamentals」の勉強を初めてから三週間で資格取得できました。よって、同じ境遇でクラウドに興味がある方に向けて 「Azure Fundamentals」について話したいと思います。
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そもそもAzure fundamentalsとは?
Azure fundamentalsの位置付けはAzureの試験で最もベーシックなレベルです。よって、Azureというよりクラウドの勉強をしたいと思っているインフラエンジニアにも向いている試験だと言えます。
金額は消費税込みで13,750円です。IT関連資格では高くない方かもしれませんが、入門試験なので一発で受かりたいものですね。
受験するにはMicrosoftのアカウントが必要なのとPearson経由で申し込む必要があります。試験時間は60分で問題数は44問でした。問題内容は「はい/いいえの二択」,「4問中1問選択/4問中2問選択」,「文章内容からサービス名を選ぶドラッグアンドドロップ」でした。
Azure fundamentalsを受験した私のスペックは?
一応、ネットワークエンジニアの肩書きはありますが、クラウドに関する知識は皆無です
大学でもITを学んでいないので知識がネットワークに偏っています。逆にいうとそれ以外の知識も入門レベルかもしれません。今はインフラエンジニアではありますが、サーバ/ミドルウェア/データベースもさわりません。完全にネットワークとクライアントサポートだけです...
よって、完全初学者だとご理解ください。
繰り返しますがクラウドについては何もわからないレベルです。
Azure fundamentalsの勉強方法は?
1.Azure Learningで「Azureの基礎」を学ぶ
多くの先人が言っていることと同じです。まずはAzureの基礎を読み込みましょう。話はそれからです(笑)
私は二週しましたが、AWSやGCPを経験している方であれば一周で十分でしょう。ただ、「知識チェック」「まとめ」は必ず理解できるようにしましょう。
2.Udemyで「Microsoft Azure - Beginner's Guide + AZ-900 preparation」を受講する
上記ラーニングパスだけでは不十分なので、私はUdemyのコースも受講しました。
Microsoft Azure - Beginner's Guide + AZ-900 preparation
恥ずかしながら「Azure の基礎」だけでは私には不十分でした。一回落ちました...
ネットをあさっても問題集を見つけられず(日本語が怪しいWeb問題集はありましたが...)、最終的にたどり着いたのがUdemyです。
残念ながら日本語のコースは見つかりませんでした。でも、英語コースと言っても、Udemyの動画は倍速もできますし、英語の字幕付きでもみれます。再生スピードを落とせば日本語と同じように理解できますよ。何より動画ですからね。言葉だけなら理解するのは難しいですが、視覚情報があるだけで理解度は格段に上がります。上記講義はAzure fundamentalsの試験だけではなく、何よりAzureのビギナー向けにわかりやすくまとめられているのが私には一番のメリットでした。
資格を取れればよいと思っている人もいますが、私はせっかくなのでしっかりと勉強したことは理解したいと考えるタイプです。そうした方にとっては学びやすい講義だと感じました。
本試験問題と共通する練習問題も多いのでよいプラクティスにもなりました
さいごに
Azure fundamentalsの資格を取ったからと言っても人生は変わりません
入門試験なので当然と言えば当然です。一方でクラウド未経験のとっかかりとしてはこれ以上ない方法だと思います。Microsoft Learningだけでも学べますが、本当に理解したかを確認する意味でも試験は受けた方がよいと感じました。
「社会人になると勉強を継続できる人が少なくなってきます」あなたの周りを見渡せば一目瞭然でしょう。少なくとも私の周りで勉強している人は皆無です。だからこそ差がつきやすいのです。いくら簡単な資格だといっても継続的に資格を取り続けていれば周りや転職エージェントの目にも留まるかもしれません。
もちろん、自己啓発のためだけに勉強を継続することで自分を高めている人もいます。どの考え方も私は否定しません。私が言いたいことは、何かの勉強を継続できているなら資格などの目に見えやすいもので周りにアピールすることも時には大事なのではないでしょうか、ということだけです。自分も高められて、資格も取得できる。一石二鳥ですからね。目標がないと長続きは難しいのでその指針のためにも試験を受けるのをおすすめします。
Azure fundamentalsはあくまでもAzureの入門資格ですが、クラウドの入門試験でもあるので今後、Azure以外のクラウドサービスを使う時にも考え方を活かすことができますよ
これから受験を目指す方の参考になれば幸いです。