「今回は誰もが避けられない老化について話します」
老化と聞くと若い世代は関係ないと思うかもしれません。でも、若いうちの生活習慣が大いに関連します。人によっては実年齢より若く見えたり、老いて見えたりと様々ですよね。若く見える方はただ単に運が良いわけではなく、対策してきた可能性が高いです。
今回は老化にNGな食べ物と防ぐ食べ物、両方の観点から紹介していきます。
老化にNGな食べ物
食品添加物の多いもの
おそらく多くの方が食品添加物が体に悪いと認識しているでしょう。パレオダイエットの教科書にもありますが、大事なのはパレオ(狩猟民族)の食生活。彼らの時代には食品添加物など存在していませんでした。
「食事を摂るときに重要なのは、これが昔から食べられていたか否かのようです」
多くの食品では栄養成分表示が載っています。
極端ではありますが、基本的によくわからないカタカナの成分は疑ってかかりましょう。詳しく知りたければ「パレオダイエットの教科書」に載っています。
脂質の多いもの
「脂質は三大栄養素の一つでもあるので身体には重要です」
一方で、脂質にも種類があります。
動物性脂肪は控えましょう。理由はコレステロールや中性脂肪が増えるからです。マーガリンやパンに含まれている「トランス脂肪酸」は摂らないように心がけましょう。
酸化したもの
油物は避けるのが無難というか懸命です。インスタント食品やスナック菓子も同様です。
「理由は老化というのは抗酸化を指します」
抗酸化は身体を錆びさせてしまう活性酸素によって起こります。
体内での活性酸素が増え過ぎてしまうと細胞にダメージを与えてしまします。
この酸化が錆びに直結して、シワや生活習慣病に直結します。
従って活性酸素を抑えることが老化を防ぐことに繋がります。そのためには抗酸化力を高める必要があります。
老化を予防できる食べ物
一方で身体の酸化を防ぐための食べ物も存在します。まずは酸化を防ぐ成分を紹介します。
■フィトケミカル
・ポリフェノール
・カロテノイド
・リコピン
・ペクチン
・セサミン
■ビタミン
・ビタミンA(βカロテン)
・ビタミンC
・ビタミンE
■ミネラル
・セレン
・亜鉛
これらを毎日の食品に含めることで老化を確実に遅らせることができます。
上記栄養素を多く含んでいる主な食品は以下です。
アボガド
アボカドは、別名「森のバター」とも呼ばれています。これはアボカドにはバターのように高い脂肪分が含まれているからです。個体差はありますが、100グラム中に約19グラムもの脂質を含んでいます。脂質が多く含まれているので食べ過ぎには注意です。ただ、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEが多く含まれています。
そのため、活性酸素が及ぼす様々な悪影響を排除すると言われています。
トマト
「ビタミンEはビタミンの中でも抗酸化力が強いと言われています」
なんと、そのビタミンEの100倍の抗酸化力と言われるリコピンを多く含む食べ物がトマトです。これはもう摂取しないわけにはいかないでしょう。加熱することで吸収力は増します。
ココナッツオイル
最近ではココナッツオイルが美容に良いとテレビでよく取り上げられますよね。
これは豊富に含まれる「中鎖脂肪酸」のお陰です。
抗酸化物質を活性化する働きを持っていますので、コーヒーやサラダなどに積極的に付け加えましょう。
大豆製品
大豆は、脂質の酸化の原因である活性酸素を抑制する「サポニン」、強力な抗酸化力を持つ「イソフラボン」を含んでいます。
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きで美肌効果もありますよ。
まとめ
身体が錆びるのは老化の印です。加齢するのが避けられないように、老化も防げません。一方で、遅らせることは可能です。老化に悪い/良い食べ物とあげさせて頂きましたが、他にも多くのNG/OK食品が存在します。
「重要なのは認識することです」
ダイエットもそうですが、老化も食べ物で決まると言っても過言ではないです。まずはご自身の食生活を振り返り、必要に応じて改善を検討してみてください。身近に年齢より若く見える方がいましたら、その人の食生活を確認するのが近道かもしれないですよ。