皆さんは空いた隙間時間はいかがお過ごしですか?
私は9割方、マンガを読んでいるといっても過言ではありません。
マンガというと反応が両極端な人がいますね。
好意的であれば話に食いついてきますし、その方自身もマンガを読んでいるために
損得なしに単純に話も盛り上がります。
一方で、マンガと聞いてネガティブな反応を示す方は基本的にゲームやアニメといった
娯楽ものにも同じ反応を示します。
そうです。彼らにとっては時間の無駄だと思っているのです。
自称日本一のマンガ好きからすると漫画に対してネガティブな反応をされると悲しいですが、
私にも好き嫌いがあるので一概には言えません。
でも、食わず嫌いは非常に残念ですよね。
ひと昔前って、あまり仕事に密着したジャンルが少なく、学園ものやスポーツ、アクションものが
人気作となっていたのでそういったイメージがあるのかもしれません。
ただ、最近のマンガは本当に侮れないですよ。昔のマンガをディスっているわけではありません。
昔のマンガでも医療、文化や歴史など、特定の分野に特化したものはありました。
それが、最近では全てをマンガから学べると断言できるレベルです。
今更ソースを示さずとも文字から学ぶよりもそこに映像が加わったほうが
理解度が高まるのは誰しも経験していると思います。
前書きが長くなりましたが食わず嫌いをしている人にこそ、興味ある
分野のマンガをまずは手に取って頂きたいです。
で、今回見たいのは[西荻窪ランスルー]です。
この作品はアニメ業界を題材にしています。
社会人になると隣の芝は青く見えるものです
私の職種は広く言えばIT関連ですが決して好きで選んだわけではなく結果的にそうなっただけです。
そういう経緯があったので好きなことを仕事にできるのは最高だと思っていました。
一方で、好きだからこそ趣味にとどめておくべきだと考える人もいますよね。
言いたいのは他職種の実態って一度は気になるものですよね、ということです
アニメ業界についてネットに情報はたくさんありますが、待遇や労働環境の不満ばかりで
どういう仕事をしていて、どうやってキャリアを積んでいくのかってあまり聞かないですよね。
そんな時にLINEマンガで[西荻窪ランスルー]に出会いました。
マンガを読むうえで画力が最も大事だと思いますが、この作品はまさにどんぴしゃでした。
おそらく誰が読んでも上手いと思いますが。
ストーリーは女子高生の主人公がアニメ制作会社の入社試験を受けるところから話が始まります
面接を受ける過程でもドラマがあり、葛藤している主人公を同じ状況の高校生が見れば
きっと共感することでしょう
面接官も人間味溢れる方で、とはいっても捻くれ者で、主人公に最もな正論をぶつけたりします。
と、これはあくまでも序章で、主人公が入社してから物語が始まるわけですが、
好きなことを仕事にしたいという気持ちだけではなんともならないことを
3巻まではうまくまとめていました。
残念ながら4巻目は話が急に未来に流れて完結してしまっているので、打ち切りだったのか
真実は定かではないですが、もう少し主人公の成長を見守りたかったです。
一方で、センスや才能が必要な世界なので、経験だけではなんともならないという
現実が見られただけでもこの本を読んだ価値はありました
サラリーマンはその人次第でなんともなりますが、アニメ業界で働くには
それだけでは不十分です。
だからこそ主人公の上司が辞めるなら早い方が良いという言葉には重みが感じられました。
1時間もあれば読破できるので、アニメ業界を目指している学生は是非手にとってみてください。
同じアニメ業界の作品でしたらアニメタも一押しです。