エンジニアといっても様々な職種があります
私の現職はインフラエンジニアという名の
ネットワークエンジニアです。
といいつつも、最近はネットワークを勉強せずに
プログラミング(Ruby)に浮気をしています。
実際、エンジニアは勉強し続けなければいけません
ネットワークを例にあげても今までは
SwitchとRouterだけを勉強していれば
よかったですが、今はそれだけでは不十分です。
SDNやOpenFlowなど新しい技術も学ぶ必要があります
一方で物理配線やネットワークレイアウト、
トラブルシューティング技術にルーティングプロトコルなどなど、
ネットワークエンジニアを志す初心者には変わらずに
学ぶべきこともあります。
ネットワークに関する本はそれでこそ多くありふれていて
どれが良いかなんて断定することは困難です。
ただ、今回家で眠っていた「Head First ネットワーク」を再読し、
他の本にはないメリットを見つけたので紹介します。
Head First ネットワークを読むべき三つのメリットは?
完全初心者でも順を追って学べる
おそらく多くのネットワーク教材は「OSI参照モデル」から始まるでしょう。
といっても、完全初心者から見たらなんのこっちゃとなります(笑)
私もそうでしたし、当時の周りの未経験者もそうでした。
今思うと確かに間違っちゃいないんだけどなんだかなあと思ったものです。
それが「Head First ネットワーク」だと
物理配線から入ります。
配線はネットワークエンジニア以外にも身近ですし、
LANケーブルも見たことありますよね。
ということであくまでも実践的なところから学べるのがメリットですね
実務で必要な知識しか網羅していませんよ。
エクササイズがあくまでも実践的
通常テキストは座学でエクササイズは
座学の内容を確認するためのものです。
ただ、「Head First ネットワーク」は
あくまでも実践的です。というよりも実践的な内容しか
出てきません。
例えば第1章の「物理的なネットワークの修復」は
配線に関してのトピックですが、エクササイズが限りなく
実践的です。
ネットワークエンジニアとして仕事をしていると、
ラック内が乱雑なネットワークケーブルで
敷き詰められた現場と多く遭遇します。
どうすれば良いのか初見ではわからないですが、
一度でも経験していれば対処法がわかりますよね。
エクササイズの答えも現場の先輩エンジニアから
教わる内容なのでネットワークエンジニアの経験がなくとも
現場レベルのスキルが身につく内容となっています。
CCNAを勉強するためのスキルが身につく
ネットワーク機器と言ったら確実にCISCOです
新人教育でCCNAを義務化している企業は多いです。
私が新卒で入った会社もそうでした。
とはいえ、いきなりCCNAの勉強を初めても
知識は深まるかもしれませんが、
そもそもスイッチやルーターに触れたことも
ない状態でCCNAを取得できたとしても
現場では使い物になりません。
違った結果になります。全体像が見えた上でCCNAを学んだ方が
確実に知識が定着します。
まとめ
経験則で言うと新しいことを学ぶ時は
普段以上に知識が定着しません。
よって、騙されたと思ってその分野の予備知識を
まずは学びましょう。
ネットワーク業界では最初の一歩としてCCNAを
義務化している企業が多いですが、CCNAはハードルが高いです。
CCNAの勉強をしていて難しいと思うのも無理もないです。
難しいと思ったからって自分を責めないでください。
「悪いのはあなたではなくCCNAをあなたに押し付ける環境です」でも長い物には巻かれろとも言いますよね。
そのためには「Head First ネットワーク」で
ネットワークの基礎をおさえましょう。
基礎をおさえればCCNAの知識の定着度がかわります
本書は限りなく実践的になっているので、CCNAは別にしても
ネットワーク業界で働くための基礎は網羅されていますよ。